不動産投資融資

融資:セゾンファンデックス

不動産投資の融資:セゾンファンデックス

この記事は、セゾンファンデックスで実際に融資を受けている「ニャルK」が書いています

このため、セゾンファンデックスのいいところ、悪いところをあますなく、書いていきます!

まず、セゾンファンデックスはというと、いわゆるノンバンクと呼ばれる分類の金融機関で、不動産投資の融資に対しても、比較的積極的に融資しています。

セゾンファンデックスは金利は比較的高めなんですが、耐用年数切れの木造アパートや木造戸建てにも融資審査してくれる融通のきくのある金融機関です。

さらに、そういった築古物件に、長期間融資(最長30年)も可能なんです!

融資期間がのびると、キャッシュフローがでやすいです! このあたりはトラストのメリットと同じですね(^^/

ブログ著者「ニャルK」も、セゾンファンデックスで中古戸建(耐用年数越え)で、融資してもらっています。

セゾンファンデックスはトラストと似た特徴をもつ金融機関ですが、それぞれ、違う部分もあります。それでは詳しくみていきましょう。

セゾンファンデックスとは

セゾンファンデックスは、1984年2月設立の会社で、いわゆるノンバンクと呼ばれるジャンルの金融機関で、不動産投資に対する融資も行っています。

本社は、池袋にあり、ブログ著者「ニャルK」も融資契約のときに、池袋に伺いました。その他、大阪にも支店があります。

セゾンファンデックスの金利

ベースの金利は、長期プライムレート(みずほ銀行)+2.65%~3.45%で、具体的にいうと、3.75%あたりが基準になります。

金利は少し高めですね(^^;

なお、注意が必要な点としては、上記金利は、個人名義の場合です。

法人名義になると、実績が少ない法人であれば、さらに高い金利が必要になります。ブログ著者ニャルKは個人名義では3.65%あたりでセゾンファンデックスから融資を受けていますが、法人名義で相談したところ、9%あたりの金利を要求されました(^^;

セゾンファンデックスのメリット

メリット

比較的金利高めのセゾンファンデックスですが、そのデメリットを上回るメリットをがあります。

そのメリットとはいうと、、、

セゾンファンデックスのメリット
  1. 耐用年数ごえの物件でも融資可能
  2. 30年の長期間の融資が可能
  3. 審査期間が比較的早い
  4. 他の金融機関よりは、属性は高くなくても大丈夫
  5. 融資価格が100万円~数億円まで対応可能で、あらゆる価格帯の物件に対応できる

です!

ブログ著者ニャルKも、耐用年数越えの物件に、セゾンファンデックスから25年融資していただいています(^^

セゾンファンデックスのデメリット

デメリット

つづいて、セゾンファンデックスのデメリットとはいうと、、、

セゾンファンデックスのデメリット

・金利が高め

・変動金利なので金利上昇リスクがある

・物件評価が厳しめの傾向がありフルローンが難しい

です。

セゾンファンデックスにむいている物件

では、セゾンファンデックスは、どんな物件の融資に活用すればよいのでしょうか?

その答えはというと、、、

耐用年数ごえの中古一棟物件や中古戸建ににむいています!

なぜなら、耐用年数越えのアパートに融資してくれる金融機関がそもそも少ないからです!

このため、こういった物件に対して融資を組むさいは、選択肢の一つにはいってきます。

セゾンファンデックスにむいていない物件

セゾンファンデックスに向いていない物件はというと、築浅の物件です。

このあたりは、トラストを同じですね。

なぜなら、築浅の物件であれば、セゾンファンデックスの金利より安く、貸してくれる金融機関が多数あるため、あえてセゾンファンデックスで借りる理由は、ほぼないです。

セゾンファンデックスは法人融資が可能?

セゾンファンデックスは、個人名義・法人名義でも借入可能ですが、法人名義のほうが金利が高くなる傾向があるので、事実上個人名義で不動産を買うときにしか使えないでしょう。

セゾンファンデックスとトラストの比較

ここまで見てきて、セゾンファンデックスとトラストが比較的似た特徴をもつ金融機関だとわかります。

では、どこが違うのでしょうか。

①金利(セゾン:△ トラスト:△~〇)

5000万円以下の融資であれば、セゾンのほうが金利が低いです。

一方、5000万円以上の融資であれば、トラストのほうが金利が低いです。

②フルローン可否(セゾン:× トラスト:〇)

セゾンファンデックスは物件評価が比較的厳しめなのでフルローンは困難ですが、トラストであれば共同担保をいれることにより、フルローン可能です。

③最低融資価格(セゾン:〇 トラスト:×)

トラストは500万円以下の低額な物件には積極的に審査してくれない傾向があります。一方、セゾンファンデックスは100万円~融資対象となっており、低価格帯の物件でも活用できます

このように良し悪しがあり、一概にどちらがよいとも言い切れず、状況によって、どちらを活用すべきかはかわってきます。

セゾンファンデックスの融資実例

続いて、この記事の筆者ニャルが、実際にセゾンファンデックスが借入した実例を紹介します!

購入物件

築古戸建て(千葉主要都市の駅徒歩10分)、旧耐震

融資条件

変動金利:3.6%(元利均等)

融資価格:物件価格の80%

融資期間:25年融資

返済額

月23,800円が毎月の返済となります。

実際の返済予定表でみると、、、

こちらの返済予定表は、返済開始から、数年経過時点です。内訳は、元金の返済が11,500円、金利の返済が11,500円程度と、ほぼ半々です。
とくに、1棟マンションの場合は、建築に時間がかかることがあり、ぱっとみ築年月日で新耐震にみえても、実際は旧耐震パターンがあるので、気を付けたほうがよいですね。

収支

この戸建ては、約60,000円/月で賃貸にだしているので、

家賃約60,000円 – 返済23,800円 = 36,200円

程度の手残りがあります。

セゾンファンデックスまとめ

以上、セゾンファンデックスの特徴をみてきました。

金利が少し高めですが、トラスト同様に、築古のアパート・戸建てなどに対しても、柔軟に融資していただくことも可能です。(注意点としては、法人名義の融資だと金利が高くなる傾向があるので、個人名義の融資がむいているかと思います)

ブログ著者「ニャルK」も、別の金融機関で断れた中古戸建(融資額500万円未満の戸建て)をセゾンファンデックスより融資して頂いています。

このため、第一候補というよりも、第一候補の金融機関で融資を断られたときの第二候補的な立ち位置で、活用できるかと思います(^^/

ABOUT ME
ニャルK
ニャルK
会社員をしながら不動産投資(アパート10棟、戸建6棟)をしているニャルKといいます★ 年収300万時代は風呂なしアパート住→仕事頑張って年収&貯金&属性向上→不動産投資開始→1棟目失敗で売却損→勉強して不動産8年目で家賃年収1900万超☆ 法人設立済、宅建士試験合格、簿記2級合格🐱 twitter:https://twitter.com/nyaruKei